ホーム > 1番~10番, か行の作者 > 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)


柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の画像

小倉百人一首 003番

(上)
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の

(下)
ながながし夜を ひとりかも寝む

▼音声

読み
あしひきの やまどりのをの しだりをの
ながながしよを ひとりかもねむ


現代語訳

山鳥の垂れ下がった長いしだれ尾のように、長い長い秋の夜を、私は遠いあなたを思いながら1人で寂しく寝る事になるのだろうか?

解釈

お互いに思いながらも、事情により会う事が出来ない恋の苦しみの歌


作者とプロフィール

名前:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
性別:男性
生没年:未詳
万葉集を代表する歌人で、とても優れた短歌や長歌の作品を残していますが、経歴は分からない部分が多い人物のようです。

雑学・豆知識

残念ながら、この歌が柿本人麻呂作かどうかは不明のようです。
山鳥の夫婦が別々に暮すという伝説と歌の作者を掛け合わせて作られた歌だといわれています。


Amazon、楽天で百人一首商品をチェック

amazonで見る 楽天で見る

 

百人一首ピックアップ

能因法師(のういんほうし)

(上)
あらし吹く み室の山の もみぢ葉は

(下)
竜田の川の 錦なりけり

光孝天皇(こうこうてんのう)

(上)
君がため 春の野に出でて 若菜つむ

(下)
わが衣手に 雪は振りつつ

右大将道綱母(うだいしょうみちつなのはは)

(上)
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くるまは

(下)
いかに久しき ものとかは知る

後徳大寺左大臣(ごとくだいじさだいじん)

(上)
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば

(下)
ただありあけの 月ぞ残れる

左京大夫顕輔(さきょうのだいぶあきすけ)

(上)
秋風に たびなく雲の たえ間より

(下)
もれ出づる月の かげのさやけさ

坂上是則(さかのうえのこれのり)

(上)
朝ぼらけ 有明の月と みるまでに

(下)
吉野の里に ふれる白雪