ホーム > 1番~10番, あ行の作者 > 小野小町(おののこまち)


小野小町(おののこまち)

小野小町(おののこまち)の画像

小倉百人一首 009番

(上)
花の色は 移りにけりな いたづらに

(下)
わが身世にふる ながめせし間に

▼音声

読み
はなのいろは うつりにけりな いたづらに
わがみよにふる ながめせしまに


現代語訳

長雨が続く間、ぼうっとしているといつの間にかお気に入りの桜の花がかなり色あせてしまっている。
この桜のように私の身もこうなってしまうのでしょうか。

解釈

春の花と女性の心を掛け合わせた歌


作者とプロフィール

名前:小野小町(おののこまち)
性別:女性
生没年:未詳
小野良貞の娘。
日本では三大美人の1人とされ、絶世の美女であったととても有名な女性。
数多くの伝説が存在しています。

雑学・豆知識

古今集以前には花=梅でしたが、小野小町の時代には花=桜と変わったようです。


Amazon、楽天で百人一首商品をチェック

amazonで見る 楽天で見る

 

百人一首ピックアップ

持統天皇(じとうてんのう)

(上)
春すぎて 夏来にけらし 白たへの

(下)
衣ほすてふ 天のかぐ山

紀貫之(きのつらゆき)

(上)
人はいさ 心も知らず ふるさとは

(下)
花ぞ昔の 香ににほひける

恵慶法師(えぎょうほうし)

(上)
八重葎 しげれる宿の さびしきに

(下)
人こそ見えね 秋は来にけり

河原左大臣(かわらのさだいじん)

(上)
みちのくの しのぶもぢずり たれ故に

(下)
乱れそめにし われならなくに

俊恵法師(しゅんえほうし)

(上)
夜もすがら 物思ふころは 明けやらで

(下)
閨のひまさへ つれなかりけり

源重之(みなもとのしげゆき)

(上)
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ

(下)
くだけてものを 思うころかな