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蝉丸(せみまる)

蝉丸(せみまる)の画像

小倉百人一首 010番

(上)
これやこの 行くも帰るも わかれては

(下)
しるもしらぬも 逢坂の関

▼音声

読み
これやこの ゆくもかへるも わかれては
しるもしらぬも あふさかのせき


現代語訳

これがあの、行く人も帰る人も、知っている人も知らない人も、別れてはまた逢うという逢坂の関なのですよ。

解釈

地元に住む人が、関での行きかう人の事を表現した歌


作者とプロフィール

名前:蝉丸(せみまる)
性別:男性
生没年:未詳
生涯については確かな事は伝えられておらず、伝説上の人物ではないかといわれています。

雑学・豆知識

逢坂の関とは、現在の京都府と滋賀県との県境辺りになります。
リズミカルに詠める事と、蝉丸という名前、そして謎が多い所から、どの世代にも好まれている歌のようです。


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