菅家(かんけ)

(上)
このたびは 幣もとりあえず 手向山
(下)
紅葉の錦 神のまにまに
▼音声
読み
このたびは ぬさもとりあえず たむけやま
もみじのにしき かみのまにまに
現代語訳
この度の旅は、慌しかった為に神へのささげものをする事さえも出来ませんでした。
手向けの山の紅葉の錦を捧げますので、神の御心のままお受け取りください。
解釈
旅途中の秋の紅葉の歌
作者とプロフィール
名前:菅家(かんけ)
性別:男性
生没年:845~903年
学問の神様となった菅原道真公の事。
「阿衡事件」の解決で宇多天皇の信を得ました。
雑学・豆知識
歌のなかの幣は、今で言うところの、お祓いの時に神主さんが振り回す白い紙がついたものです。
歌が詠まれた当時の幣は、着色してある絹を小さく切ったものでした。
それを、旅に出る際には幣袋に入れてお守りにし、旅の無事を祈ったそうです。
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(上)
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
(下)
わが衣手は 露にぬれつつ
読み あきのたの かりほのいほを とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ 現代語訳 秋の田のほとりにある作業小屋にいると、小屋の屋根は菅や萱でで編んであるから目が粗く、こんな所で夜を過ごすから、 もれ落ちる露に私の服の袖がしきりに濡れているよ。 解釈 天皇が、農民の立場で詠んだ歌 作者とプロフィール 名前:天智天皇(てんじ……
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