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和泉式部(いずみしきぶ)

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小倉百人一首 056番

(上)
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に

(下)
今ひとたびの 逢ふこともがな

▼音声

読み
あらざらん このよのほかの おもいでに
いまひとたびの あうこともがな


現代語訳

私は病によって、もう少しで死んでしまうでしょう。
あの世に持っていく思い出として、もう一度貴方と逢いたいです。

解釈

この世の思い出としてもう一度逢いたいと願う恋の歌


作者とプロフィール

名前:和泉式部(いずみしきぶ)
性別:女性
生没年:976~?年
越前守大江雅致の子です。
和泉守橘道貞と結婚し離婚、道親王と恋愛し、その後藤原保昌の妻となりました。

雑学・豆知識

病気の時に、好きな相手に贈った歌です。
相手は不明なので、あえて相手を指定していない歌ではないかという説もあります。


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