殷富門院大輔(いんぶもんいんのたいふ)

(上)
見せやばな 雄島のあまの 袖だにも
(下)
濡れにぞ濡れし 色は変はらず
▼音声
読み
みせばやな おじまのあまの そでだにも
ぬれにぞぬれし いろはかわらず
現代語訳
涙で色が変わってしまった袖をあの人に見せたいものです。
小島の漁師の袖さえも、あんなにも波で濡れていても色は変わらないのに・・・。
解釈
つれない相手を嘆き、訴える恋の歌
作者とプロフィール
名前:殷富門院大輔(いんぶもんいんのたいふ)
性別:女性
生没年:不詳
藤原信成の娘で、後白河上皇皇女の亮子内親王に仕えていました。
また、藤原定家・寂連法師・西行法師・源頼政などの多くの歌人と交際をもっており、当時を代表する歌人でした。
雑学・豆知識
実際の恋愛の際に詠んだ歌ではなく、歌会の時に発表した歌です。
雄島は仙台湾の松島群島の一つ。松島海岸駅から徒歩5分にあります。
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(上)
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
(下)
われても末に あはむとぞ思う
読み せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう 現代語訳 流れの速い川は、水が岩によって二つに別れようとも最後にはまた一つに戻るように、私達もまた何処かで逢えるはずです。 解釈 仲を裂かれてもいずれは一緒になるだろうという恋の歌 作者とプロフィール 名前:崇徳院(すとくいん) 性別:男性 生没年:1119~116……
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