参議雅経(さんぎまさつね)

(上)
み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて
(下)
ふるさと寒く 衣うつなり
▼音声
読み
みよしのの やまのあきかぜ さよふけて
ふるさとさむく ころもうつなり
現代語訳
吉野の山に吹く秋風が夜明けに吹いて、古い時代に都があったこの吉野は寒く、衣の準備をしている音が聞こえてきます。
解釈
音が身にしみるほど寒い、秋の夜の寂しさを詠う歌
作者とプロフィール
名前:参議雅経(さんぎまさつね)
性別:男性
生没年:1170~1221年
藤原頼経の子で、名前は藤原雅経といいます。
「新古今集」の撰者の一人ですが、蹴鞠の名人でもあり、飛鳥井流という流派があるほどです。
雑学・豆知識
歌の中の「衣うつなり」とは、衣の生地を木槌などで打ち、艶を出す手法です。
この道具を砧(きぬた)と呼びますが、この音から寂しさを連想するのは、漢詩の影響によるものだといわれているようです。
- 次のページへ:僧正遍昭(そうじょうへんじょう)
- 前のページへ:在原業平朝臣(ありわらのなりひらのあそん)
|
|
|
百人一首 ランダムピックアップ ⇒ 良暹法師(りょうぜんほうし)
(上)
さびしさに 宿をたち出でて ながむれば
(下)
いづこも同じ 秋の夕暮れ
読み さびしさに やどをたちいでて ながむれば いずこもおなじ あきのゆうぐれ 現代語訳 寂しく感じて宿の外に出てみたけれど、どこを見ても同じ秋の夕暮れでした。 解釈 秋の夕暮れの寂しさを詠った歌 作者とプロフィール 名前:良暹法師(りょうぜんほうし) 性別:男性 生没年:不詳 出生や生没年、経歴など、詳しいことが不明な人物で、68歳頃に亡く……
当サイトに掲載されている画像、音声は全て著作権が存在します。無断引用、複製はかたくお断り致します。




