ホーム > 91番~100番, さ行の作者 > 前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)


前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)

前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)の画像

小倉百人一首 095番

(上)
おほけなく うき世の民に おほふかな

(下)
わが立つ杣に すみぞめの袖

▼音声

読み
おおけなく うきよのたみに おおうかな
わがたつそまに すみぞめのそで


現代語訳

身分不相応にも、私はつらいこの世を生きる人のために、仏の公徳によって人の幸せを祈っています。
比叡の山に法の師として住み始めた、私の黒染めの衣の袖をおおうように。

解釈

世の人々の為に幸せを祈ろうという決意を表した歌


作者とプロフィール

名前:前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)
性別:男性
生没年:1155~1225年
関白藤原忠道の子で、天台宗の僧です。
また、後鳥羽上皇の倒幕の企てを批判している「愚管抄」の作者です。

雑学・豆知識

前大僧正慈円が若い修行時代だった頃、山にこもり自分だけの為に修行に明け暮れるか、それとも人と交わり人の救済を目指すかの、人生の岐路で迷っている時に、決意を込めて詠った歌だといわれています。


Amazon、楽天で百人一首商品をチェック

amazonで見る 楽天で見る

 

百人一首ピックアップ

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

(上)
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の

(下)
ながながし夜を ひとりかも寝む

大弐三位(だいにのさんみ)

(上)
ありま山 ゐなの笹原 風吹けば

(下)
いでそよ人を 忘れやはする

皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう)

(上)
難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ

(下)
みをつくしてや 恋ひわたるべき

良暹法師(りょうぜんほうし)

(上)
さびしさに 宿をたち出でて ながむれば

(下)
いづこも同じ 秋の夕暮れ

中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)

(上)
たち別れ いなばの山の 峰に生ふる

(下)
まつとし聞かば いま帰り来む

前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)

(上)
おほけなく うき世の民に おほふかな

(下)
わが立つ杣に すみぞめの袖